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- 2020.12.03
季節はすっかり秋めいてきましたが、今年はサンマが不漁ということで秋の旬を楽しむ機会が少なくなりそうです。
秋と言えば、私の好きな落語でも季節感のある噺がたくさんあります。「目黒のさんま」「野ざらし」「厩火事」「茶の湯」など秋の定番噺があります。
しかし、接骨院には、ケガする人には秋という季節は関係がありません。
今回のテーマは「簡単な応急処置」という事で秋・季節とは関係がありませんが、
今から記載する事例にはある共通点がありますのでご紹介します。
【目次】
1、当院受診のケガの事例
2、ケガの共通点は?
3、固定に必要なものは?
4、ゴミ袋を使った固定法
5、スーパー・コンビニ等のレジ袋を使った固定法
6、プラスもうひと工夫
1、当院受診のケガの事例
9月と10月の当院を受診されたお子様(小学生・中学生)の大きなケガについて記載します。
1、左橈骨遠位部骨端損傷・・・サッカーの練習中に転倒し、左手を衝き負傷(13歳男子)
2、左橈骨遠位端骨折・・・キックボードに乗って遊んでいた際に転倒し、左手を衝き負傷(14歳男子)
3、左上腕骨遠位部骨端損傷・・・学校の体育館で走っていた際に滑って転倒し、左手を衝き左肘を捻って負傷(8歳女子)
4、左上腕骨外顆骨折・・・学校の廊下を歩いていた際に滑って転倒し、左手を衝き左肘を捻って負傷(8歳男子)
2、ケガの共通点は?
Q、記載したケガの共通点は? A、左腕の負傷ではないですよ・・・。実はこの4名の方は負傷日が土・日・祝日か夕方以降の時間帯にケガをされています。
ここで困ったことがあります。この土・日・祝日や夕方以降って病院や整形外科の診療が終了していますよね?これって困りませんか?
当院は土・日・祝日も診療をしております。また近隣の病院、整形外科とも連携をしておりますので紹介状もすぐにお渡し出来ます。
お子様の大きなケガは、習い事等の多い週末か、夕方の時間帯に発生頻度が高いようです。(経験則ですが)
この時間帯にトラブルが起こっても病院や整形外科は診療時間外になっている・・・困った・・・。
まずは当院へ受診されてください。
更に当院も診療時間外であれば、今回ご紹介する応急処置の固定法を覚えればなんとかなります。
そこで今回は誰にでもできる簡単な手部と肘部(前腕部・肘関節部)のケガの応急処置をご紹介します。
3、固定に必要なものは?
☆ご用意して頂くもの☆
・45ℓゴミ袋
・スーパー・コンビニ等のレジ袋
・はさみ
・雑誌(新聞紙でも可)
・ガムテープ(テーピングでも可)
待ってました!今回もモデルは当院専属モデルの「健ちゃん」です‼
4、ゴミ袋を使った固定法
【ゴミ袋の場合】・・・左手・左肘をケガしたと想定した固定です
①ゴミ袋の対角の端と端とを持ち、折って大まかな「三角形」を作る
②山(頂角)の部分を痛めた手・肘部側(前腕・肘関節)に合わせる
③端(底角)の部分を痛めていない側の肩部にもっていき、もう一方の端(底角)を痛めている側の手・肘部を前方から覆って痛めている側の肩にもっていく
④首の後方で端(底角)と端(底角)とを結んで終了
5、スーパー・コンビニ等のレジ袋を使った固定法
【スーパー・コンビニ等のレジ袋の場合】・・・左手・左肘をケガしたと想定した固定です
①はさみで取っ手部(持ち手)を袋の下までカットする
②もう片側もはさみで下から1/3の所までカットする
③ケガをした手(腕)肘部を1/3カットした側から手を通し、下までカットした先端側へ手をおく
④取っ手部(持ち手)の穴を重ねて頭から被って終了
※どちらも超簡単30秒でできる応急処置固定の完成です‼
6、プラスもうひと工夫
更にプラスひと工夫で固定力がアップします。
①雑誌や折り畳んだ新聞紙を丸めて患部をガムテープやテーピングで固定すればもっと安定します。
とても簡単な応急処置の固定法です。
秋の行楽シーズンです。スポーツやお出掛けの機会も増えてくるでしょうから、しっかりコロナ対策をしたうえで秋を満喫したいですね。
ケガやトラブルが発生した際には、先ずは当院へご連絡ください。
久我山名倉堂接骨院の高木です。
幼少期私はこの小児肘内障を経験したようです。
私は覚えていませんが、肘が抜けたところが病院の中だったそうです。
母親の母、私からすればおばあちゃんのお見舞いに病院へ行ったそうです。
そこで、うろちょろ走り回っていた私を、父親が私を捕まえようと手を引っ張った際に肘が抜けたとのことです。
「1回はあるっ」ていう方は、いるでしょうが、実はまだあります!
もう1回は近所のお兄さんに遊んでもらって、抱っこをされた時に腕を引っ張られもう1回…。
この2回の小児肘内障の発生には共通点があります。
それは「腕を引っ張る」という動作です。
しかし、必ずしも腕を引っ張られなくても小児肘内障は発生します。
就寝時に腕が身体の下になった状態で寝返りを打った際になどでも起こります。
※大人の「肘関節脱臼」とは違います。(脱臼につきましては次回記載します)
今回は、この小児肘内障について記載します。
年少児、特に2~4歳くらいの幼児に多発し、俗にいう「肘が抜けた状態」です。
手を急に引っ張ったり、捻ったりした時に起因し、突然痛がって泣き出します。
患側(痛い方の腕)の腕は、だらんと下がったままになり、全く手を使ったり動かしたりしません。
外観上、腫れたり変形はなく、痛みの部位は漠然としており、はっきりしません。特に腕を上げる動作は嫌がり、少しでも手を上げさせると痛がって泣きます。
泣かなくても腕を自分で持ったまま使わなくなったり、動かさなくなります。
(稀に手関節部の疼痛=痛み を訴える場合もあります)
これは、橈骨頭が輪状靭帯から亜脱臼した為に起こるといわれています。
肘関節を軽く屈曲して外側側副靭帯を弛緩させ、前腕を回内しながら橈骨小頭を前方から圧迫するか、
肘関節をやや強く屈曲し、前腕を回内しながら橈骨小頭を前方から圧迫すれば雑音をふれながら整復(元に戻す動作のこと)されて、すぐに上肢を動かすようになります。
※時間が経過すると整復しにくくなる事があるので、お子様の異変に気が付きましたら早めの受診をお勧めします。
病院は混んでいて、どうしても受診までに時間がかかります。
接骨院はすぐに受診でき、お子様の苦痛を早く取り除くことが可能です。
急に手を引っ張ったりすることのないように、気をつけましょう。
学齢期になれば、小児肘内障は自然に起こりにくくなります。
これは骨の成長と共に橈骨(前腕の骨)が大きくなって輪状靭帯から抜けにくくなるからです。
また、手を繋ぐ際にはお子様の手のひらを下方向に向いた状態で握ってあげてください。
手のひらが上方向に向いて状態で急に手を引いたりすると肘は抜けやすいようです。
~あとがき~
落語って、同じ噺でも噺家さんによって全然違うように伝わりますね。
歌だってアレンジもあるのでしょうが、カバー曲って何か違う歌に聴こえますよね。
時代、時代で名人と呼ばれる落語家さんは必ずいますが同じ真打ちでも名人はなぜ人を惹きつける噺をするのか?
生意気なようですが、トークテクニックよりその噺家さんの人間力、人間性みたいなものに惹かれていくんでしょうね。きっと。
噺が面白い、面白くないではないのでは?だってその落語のストーリーは同じ噺なので・・・。
私は落語を語るほど詳しくはありませんが、当然私も勉強を一生やり続けなければなりませんが、本業の勉強だけでなく他業種へも関心を持ち勉強し吸収して、自分の業へ還元しなければいけませんね。
当院の患者様に私の施術を受けたいと思っていただけるような治療家を目指さなければ・・・・。
私はまだ前座から二つ目あたりでしょうが、いつの日か真打ちに昇進できるよう色々な勉強をしていきます。
「名倉亭 寅三郎」
■よくある症状例■
【保険治療】骨折、脱臼、捻挫、打撲、ギックリ腰、寝違え、肉離れ、スジ違え
【保険外診療】スポーツマッサージ、鍼灸治療
【交通事故治療】交通事故によるケガ、痛みの治療:むちうち、肩や腰の痛み、手足のしびれ、骨折、捻挫、うちみなど
■主な対応エリア■
久我山駅、富士見ヶ丘駅、三鷹台駅、北烏山、南烏山、三鷹市牟礼 ほか
※当サイトで紹介している効果・効能については個人差のあるものであり、必ずしもそれを保証するものではありません。