- 2021.01.15
- 2020.12.03
- 2020.11.30
- 2020.11.01
久我山名倉堂接骨院の高木です。
今回は、柔道などのスポーツや交通事故の際に多い、「肘関節脱臼」について記載します。
肘関節脱臼は、肘を伸ばして手をついて転倒した際、肘が過伸展されることにより、肘がはずれた状態となり痛みとともに動かすことが困難になった状態です。
骨折を合併している場合があるため、骨折がないことを確認する必要もあります。
昨年東京都高体連の柔道大会が日大二高校であり、柔道救護に派遣されました。
そこで、まさかの肘関節後方脱臼のケガに遭遇しました。
幸い受傷直後すぐだったために整復もスムーズにできて骨を整復し戻せばケガをした選手は痛みも軽減しました。
スポーツの現場ではよく起こるケガの一つです。
肘関節脱臼を起こすと痛みとともに動かすことが困難(自動運動が困難)となります。
外見上も肘の変形が明らかで、速やかに整復しアイシング、固定を行うことが必要です。
肘関節脱臼は、柔道で投げられて受け身を取ろうと手を突いた際や、格闘技での固め技(腕ひしぎ十字固め、アームロック等)や交通事故などの高エネルギー外傷でも起こします。
肘関節は、通常やや反り返る程度まで伸展できますが、このことが手を突いて転倒した際はあだとなり、過伸展されると「てこの原理」ではずれてしまいます。
代表各は、はやり格闘技でしょう。
中でも柔道は断トツです。
その他、レスリング、柔術、相撲でも起こりやすいとされています。
他のスポーツでは、ラグビー、アメフトでも多く発生します。
これはコンタクトスポーツと不用意な転倒との関わりが深いと思われます。
※体型によってサイズを変えます。
子供やご高齢の方は30ℓ・大人は45ℓ用のゴミ袋がいいと思います。
肘関節脱臼は、上腕骨(二の腕の骨)や尺骨(前腕部の骨)などの骨折を伴って起こすことも多く、整復後はレントゲンで骨折がないことを確認する必要があります。
骨折を伴わない肘関節脱臼は、切れた靭帯や筋肉、腱が挟まっていたり、骨折を合併している場合は、再脱臼を起こすことが多く、手術が必要となることがあります。
また、当然骨を元に戻しても、肘周辺の筋肉、靭帯の損傷はあり治療が必要です。
毎回記載していますが、物理療法の選択が重要です。
損傷レベルで治療機器は異なりますので、ただ電気?を流すのでは決してありません。
ケガの状態を判別し症状によって治療機器を選別して物理療法を決めなければいけません。
~あとがき~
「レントゲンだって やっぱりね ニッコリ笑って 写した方がいいと思うの
だって明るく とれるものその方が。」
第32作『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』より
みなさんはニッコリ笑ってレントゲン撮影なんて決して、まねしないでくださいね。
痛いからそのような余裕もないはずですが、これは寅さんだからです・・・。
でも実際は、寅さんだって泣き喚いてレントゲンを撮ること自体ができないかもしれませんが。きっと。
しかしいつも明るい(恋をしている時以外は)寅さんにホント惹かれます。
■よくある症状例■
【保険治療】骨折、脱臼、捻挫、打撲、ギックリ腰、寝違え、肉離れ、スジ違え
【保険外診療】スポーツマッサージ、鍼灸治療
【交通事故治療】交通事故によるケガ、痛みの治療:むちうち、肩や腰の痛み、手足のしびれ、骨折、捻挫、うちみなど
■主な対応エリア■
久我山駅、富士見ヶ丘駅、三鷹台駅、北烏山、南烏山、三鷹市牟礼 ほか
※当サイトで紹介している効果・効能については個人差のあるものであり、必ずしもそれを保証するものではありません。